
ドクターマーチンの3ホールシューズは、耐久性のある構造で長く履ける一足ですが、ソールの摩耗や履き口(すべり革)の劣化が進むと履き心地が大きく損なわれてしまいます。
今回は、ソールの劣化と履き口の破れが見られたため、オールソール交換とすべり革交換を行いました。
単なるソール交換ではなく、リウェルトを行い、ミッドソールをマッケイ縫いでしっかりと取り付けています。






・ソールの摩耗と劣化
・履き口(かかと内側)の破れ
特にドクターマーチンは、純正ソールが空洞構造のため、劣化するとクッション性が落ちやすく、滑りやすくなることがあります。

ドクターマーチンは、いわゆるグッドイヤーウェルテッド製法とは異なり、アッパーにウェルトを縫い付けた後、ソールとウェルトを熱で溶着し圧着する「ウェルテッド製法(ヒートシール製法)」が採用されています。
一般的なグッドイヤーウェルテッド製法のように、アッパー・ウェルト・ソールを縫いで固定している構造ではなく、アウトソールは縫製ではなく熱圧着によって取り付けられているのが大きな違いです。
そのため、純正と同様の熱圧着での修理は設備的に再現が難しく、同じ製法での修理は行えません。


今回は純正構造にこだわらず、修理可能な構造へ変更しています。
・アッパーとウェルトを縫製で固定(リウェルト)
・中底とミッドソールをマッケイ縫いで固定
・アウトソールを接着で取り付け
純正の熱圧着構造から、縫製主体の構造へ変更することで、今後の修理もしやすく、耐久性のある仕様へと仕上げています。
こちらから仕上がりです。







ドクターマーチンのような構造の靴は、ソール交換の方法によって仕上がりや耐久性が大きく変わります。
今回はリウェルト+マッケイ製法でしっかりと作り直すことで、今後も安心して履ける状態へと修理いたしました。
ソール交換や履き口の破れでお困りの際はお気軽にご相談ください。
状態に合わせて最適な修理方法をご提案いたします。
LINEまたはお問い合わせフォームから靴の写真をお送りいただければ、事前に概算のお見積もりも可能です。
遠方からのご依頼にも対応しておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。
その他のドクターマーチン修理事例については、下記のページでもご紹介しております。
▶ ドクターマーチン修理の事例一覧はこちら

