今回は、BATES(ベイツ)のタクティカルブーツのオールソール交換をご紹介します。
BATES(ベイツ)は、1885年にアメリカで創業したフットウェアブランドです。
軍や警察、警備関係などで使用されるタクティカルブーツを中心に展開しており、耐久性や機能性を重視した靴づくりが特徴です。
今回お預かりしたのは、つま先にコンポジット製の保護先芯を備えたモデルです。
靴底が劣化していたため、Vibram 1218A SNIPER HIGH(スナイパーハイ)を使用してオールソール交換を行いました。
元のソールとは異なる形状になりますが、ブーツの雰囲気を損なわず、側面に残るソールの跡も目立たなくできるように仕上げています。
BATES(ベイツ)修理前




お預かりした時点では、靴底の劣化が進んでいる状態でした。
アッパーには使用に伴うシワや傷が見られますが、今回は靴底を交換することで引き続き履けるようにしていきます。
元のソールは凹凸のある厚みのある形状で、靴本体の側面まで立ち上がっています。
このような靴は、元のソールを取り外すと側面に接着跡やソールの境目が残ることがあります。
一般的な平らなラバーソールに交換すると、その跡が見えてしまったり、元のブーツとは大きく印象が変わってしまったりする場合があります。
そのため、今回は側面まで覆うことができるカップ形状のソールを選びました。
BATES(ベイツ)修理後





劣化したソールを取り外し、Vibram 1218A SNIPER HIGH(スナイパーハイ)を使用してオールソール交換を行いました。
スナイパーハイは、登山靴やトレッキングシューズ向けに設計された、側面の立ち上がりが高いカップ形状のソールです。
ラバー製のアウトソールとポリウレタン製のミッドソールを組み合わせた構造で、深い凹凸のある靴底が特徴です。
今回このソールを選んだ理由は、主に見た目と形状の相性です。
元のソールを取り外した際に残る側面の跡を、新しいソールの立ち上がりで覆うことができます。
また、元々ボリュームのある靴底が付いていたベイツに対して、スナイパーハイの厚みやゴツゴツとしたデザインがよく合っています。
つま先からかかとまで側面を覆うため、元のソールとは形状が異なっていても、違和感の少ない仕上がりになりました。
靴底には深い溝が設けられており、登山靴用のソールらしい力強い見た目も特徴です。
Vibram 1218A スナイパーハイのサイズについて
スナイパーハイは、一般的な板状のラバーソールとは違い、あらかじめ立体的な形状になっています。
そのため、靴に取り付けてから周囲を大きく削ってサイズや形を調整することができません。
取り付ける靴の底面の長さや幅、つま先・かかとの形状が合っている必要があります。
今回のサイズ確認では、小さいサイズのスナイパー系ソールでも、US8.5(約26.5cm)程度の靴に対してやや大きめに感じる寸法でした。
このことから、特にUS8.5以下のサイズについては、取り付けが難しい場合があると考えています。
ただし、靴の表記サイズだけで適合を判断できるものではありません。
同じサイズ表記でも靴底の長さや幅、形状は異なるため、実際の靴とソールを照らし合わせて確認する必要があります。
スナイパーハイをご希望の場合は、靴の状態とサイズを確認したうえで修理の可否をご案内いたします。
今回のように、元のソールとは異なるものを使用しても、靴の形状に合ったソールを選ぶことで、自然な仕上がりに近づけることができます。
LINEでお気軽にご相談ください
沖縄県豊見城市の靴・鞄修理専門店NAMELESS(ネームレス)では、ブーツやスニーカーのオールソール交換など、さまざまな靴修理を承っております。
ソールの劣化や剥がれでお困りの場合も、靴の状態に合わせた修理方法をご提案いたします。
修理をご希望の方は、LINE から靴の写真をお送りください。
沖縄県内だけでなく、全国からの郵送修理 にも対応しております。
その他の修理事例も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
▶ オールソールの修理事例一覧はこちら

