グッチの「GGマーモント」は、2016〜2017年の春夏コレクションで登場し、瞬く間に人気となったバッグシリーズです。
デザインを手掛けたのは、当時グッチのクリエイティブディレクターを務めていたアレッサンドロ・ミケーレ。彼の世界観を象徴する代表モデルとして知られ、現在でも愛用者の多いシリーズです。
人気モデルである分、使用年数が経過した個体も増えており、パイピングの破れや内袋の劣化などのご相談も多いバッグでもあります。


パイピングの革が破れており、内部の芯材が見えている状態です。
角の部分は使用時に擦れやすく、バッグの中でも特にダメージを受けやすい箇所になります。このまま使用を続けると、芯材が折れて形崩れの原因にもなります。
今回は一度カバンを解体し、劣化したパイピングの革を新しい革へ交換いたします。
交換することで強度が回復し、見た目も自然な状態に改善されます。


ライニング(内袋)も擦れや汚れが目立つ状態です。
長年の使用により生地が弱くなっているため、このまま使用を続けると破れにつながる可能性があります。
今回は、バッグの内装によく使用される丈夫で耐久性の高いシャンタン生地へ交換いたします。
汚れに強く、滑りも良いため、使い勝手も向上します。
ブランドタグなどは取り外して、新しいライニングへ移植いたします。

ショルダー部分のコバも劣化しており、ひび割れや剥がれが見られる状態です。
このまま使用を続けると、剥がれが広がり手触りが悪くなるだけでなく、革自体の傷みの原因にもなります。
今回は劣化したコバの樹脂を丁寧に除去し、下地を整えてからコバを補修します。
表面を滑らかに仕上げることで、見た目と耐久性の両方を回復させます。
こちらから仕上がりです。








